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ザ・ベスト・オブ・リトル・ウォルター |
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かなりの気楽さ加減でいきなり登場してくる。そう、日常の音楽なのだ!と、いった感じでの明るい登場だ。ブルースというよりもむしろR&Bか?といった雰囲気で始まる彼の紹介目的のベスト盤だ。チェスがとにかく一般的な部分にもといった目的での発売であったはず(あいまいだな)なので、やはりはとにかくは彼を知ってくれ!という趣で始まるベスト盤だ。
実際に彼の真実の部分を見事に伝えてくれている。とにかくは彼の存在が目の前に見えてきそうな音の作り方だから分かってくるとより一層楽しくなってくるのがこのベスト盤。そう、チェスの紹介盤としても非常に分かりやすく楽しく伝えてくれるという面もある作品だ。要するに一般的なブルースとは軽く違う面での表現だから、そのノリのよさとブルースハープに関して興味があるかどうかが鍵のような気もする。曲はシカゴルースのきわめてよい面を引き出しており、本当に聞きやすい。夜のイメージがありそうな音楽が昼間の公園でもいけるぜ!おいおい呑気な感じだが、そのぐらい明るく艶のある音にしあがっている。ノリのみではなく、しっかりと歌いこまれ、そしてつややかにブルースハープを歌わせきっちりと曲の魅力を伝えてくれる。シカゴブルースの名盤そのものだろう。なぜにその昔のイギリスで大人気となったのかがよくわかる作品。ブルースの聞き始めにもおすすめかもしれない。 |
曲目 |
1.MY BABE
2.SAD HOURS
3.YOU'RE SO FINE
4.LAST NIGHT
5.BLUES WITH A FEELING
6.CAN'T HOLD OUT MUCH LONGER
7.JUKE
8.OLD MEAN WORLD
9.OFF THE WALL
10.YOU BETTER WATCH YOURSELF
11.BLUE LIGHT
12.TELL ME MAMA
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